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2014年の幕開けと共にlooseムラヤマが独断で企画しているLOOSE ROOMの「GUESTHOUSE」にお迎えしたのは魅惑のvo.ミナママ率いるパワホーでピースフルなロックバンドWhimsyや疾走感溢れる青春ロックをぶちかますhete.のベーシスト、存在感溢れるパフォーマンスで僕らを魅了する塚田隼太朗君です。

1月末から月1ペースでコラム掲載が決定しました~!

 

さて、そんな隼太朗君とlooseムラヤマの出逢いはLIVE JOYにhete.が参加してくれたのがキッカケです。初回参加の回の終演後の打ち上げでなんかおもしろそうなコだな、と思い交流が始まりました。

噛めば噛むほど味が出る、スルメ系のキャラの隼太朗君だがその人となりはいわば近くて遠い北方領土フィーリングなのでせっかくの月イチコラムの掲載の話が決まったからちょっくら裸に剝いてやろうと思い立ち嫌がる隼太朗君を口説き落としてあれこれ訊きまくってみました。

ロケノンjapanの1万字インタビューの体でお楽しみください。 

 

<塚田隼太郎×looseムラヤマ:月イチ掲載コラム開始記念スペシャルインタビュー>

 

looseムラヤマ(写真左/以下M):このたびはお忙しい所、お手数をおかけしてしまい恐縮です。

最初なんでまずは簡単な自己紹介からお願いします。

 

塚田隼太朗(写真右/以下S):塚田隼太朗、昭和53年10月29日生まれ、職業は営業マン、社会人バンドマン(ベーシスト:現在はウィムジー及びhete.というバンドに所属。その他ヘルプのオファーがあったバンドで弾く事も有る)です。趣味は音楽、スノボ、酒を喰らう、おいしいものを食べ歩く、漫画読書、映画鑑賞、ドラマ観賞、洋服買う、カラオケ唄う、マラソン、スポーツジム通い、パチンコ&パチスロ(現在はやらずに知識のみ)、普通の読書、サッカー鑑賞(にわか歴10年越え。見る試合は日本代表のみ)、夜な夜なPCにてエロ動画を物色すること、パンチラというコンマ何秒の瞬間を探しながらの車運転、妄想という名のシュミレーションなど。まぁ自称「道楽人」という事で!

・・・こんな感じでいいですかね?

 

M:ありがとうございます。ではさらに塚田隼太朗という1人の人間について掘り下げていきたいと思います。一応(一応?)バンドのホムペ内のコーナーという事なので音楽の話をしましょうか。

塚田隼太朗の音楽のルーツについて伺いたいのですが。どんな楽曲で音楽に目覚めましたか?

 

S:中学校時代や高校生の最初まではフツウにJ-POPボーイでした。まぁ。今でもJ-POPは好きですけど(笑)。B'z好きという事もあってエアロスミス聴いたりしてたけど、どちらかっていうと「洋楽聴いてるって何かカッコいいでしょ?」という、そんな周囲に対してのポーズ的な意味合いが大きかったですね。

確か高校1年の頃、「福山雅治のオールナイトニッポン」でメジャーデビューしたばかりのグリーンデイが流れたんですよ。バスケットケースとか。これが「パンクロック」というものという認識は殆どなかったんですけど「この人たち超カッケー!!」と思いましたね。これが最初のパンク、バンドというものとの出会いになります。でも当時一番好きだったのはシャ乱Qだったんですけど・・・(笑)。

 

M:では最初にベースを意識したキッカケは何でしょうか?キッカケになった楽曲などは?そしてベースというポジションを選んだキッカケは? 

 

S:さっきの話の続きになってしまうんですけど、高校3年生の夏休みに友達がラモーンズのコピーバンドでライヴをやったんですよ。そいつはヴォーカルやってたんですけど仲間内ではおとなしい方だったのにステージに立ってからのハジケっぷりがかっこよくて・・・。

で、その夏休みが終わってしばらく経ってからそのライヴやった友達と話してたら「しゅんちゃんもバンドやってみたら?」って流れになったんですよ。そしてタイミングよくバイト先で「\10000でベース譲ってヤルヨ!」っていう人が居たんです。その人が言うには「ベースが一番楽だよ!」ということだったんで「それじゃオレでもできるかな!?」と思いベースに手を染めたのがキッカケです。

 

M:なるほど。ベースを始めるキッカケや環境的には、いたって健全な感じだったんですね(笑)。

そうしてベーシストの塚田隼太朗が誕生したわけなんですがそれでは今度は楽器としてのベースの魅力について教えて下さい。好みの機種などあれば併せて。

 

S:メロディを活かすのか、リズムを強調させるのか、それとも個性を出して手数多く弾くのか、常に他のパートを気にしてベースラインを組み立て曲をアレンジしていくのが面白いですね。あくまで「にわかサッカーファン」の知識で答えますけど、サッカー日本代表でいうと遠藤氏的なポジションだと思います(多分)。

 ベースの機種は人によっていろいろ好みもありますので一概に「これいいぜっ!!」ということは言えないですね。ただ、今メインで使っているフェンダーUSAのアメリカンデラックスプレシジョンベースは音もビジュアル的にも非常に気にいってます。

 

M:では、最初に人前で演奏した時のシチュエーションとその時の様子を教えて下さい。きっとハジケまくっちゃったんじゃないですか?それからこれまで自分で演奏したライヴアクトの中で印象に残ったライヴについて教えて下さい。

 

S:先ほどのベースを始めるキッカケの話の続きになるんですが、なかなかバンドやりたくてもやれない状況が続いて。やっとバンド活動ちゃんとできてライヴやれたのが22歳ぐらいの頃なんです。正直、演奏なんてものは洒落にならなかったし、緊張しまくって意識とんだ記憶があります。

印象に残っているライヴは23歳ぐらいの時、200人以上入っているライヴハウスで演奏したんですけど、ほぼ全員が無反応だったのと、24歳ぐらいの時に結成数カ月でそのバンドでは2回目のライヴだったんですけど、年間100本以上ライヴやっているバンドと対バンして、レベルの違いに凹みまくって、フルボッコにされた感覚に陥ったのが記憶に一番残ってます(笑)。

あっ、それとステージで盛り上がり過ぎて全裸になっちゃったライヴも思い出深いですね!(笑)

 

M:全裸パフォーマンス!これはちょっと興味ありますね。次の機会には是非! 

さて、艱難辛苦紆余曲折の果てに現在に至る塚田隼太朗のスタイルが確立されるわけなんですがベースを弾き始めた時と今とで変わってきている部分ってありますか?

 

S:もちろんあります!

22歳~24歳の頃、横浜でバンド活動している時は何の考えも無しにベースライン考えて(創って)いたんですけど、7年ブランク有った後に長野でバンド活動始めてからは先の「ベースの魅力について」でも話したように″周りがあってこそのベース、周りの為のベース”というように意識ができるようになってきました、多分。

 

M:なるほどなるほど。では塚田隼太朗が考える自分らしいプレイとは?また、そのプレイに対して心がけてる事は何ですか?

 

S:殆どの人が僕を見て「ベースを低い位置で構えて、動き回りながらライヴする人」という印象があると思います。でもそれって実際は楽じゃないんですよ(笑)。

だから家で練習する時も、ベースラインの組み立てやそれを覚える以外はベースを低い位置に構えて立ちながら練習しています。

それと、オッサンでも飛んだり跳ねたりできるように普段からジムに通って筋トレしたりジョギングしたり、身体を鍛えています・・・っていうか、これをしないと酒を呑む量も多いので一気に中年太りが覚醒してしまうのです(苦笑)。

 

M:なかなか興味深いし、身につまされる話ですね。実際、プロのミュージシャンの方がたもジムなんかで身体を鍛えてる方は多いと訊きます。中年太り、恐ろしい生理現象です。

閑話休題、hete.やWhimsy、そして最近ではダイヤマンのサポートなどに参加されてますがそれぞれのバンドでの自分の立ち位置ってどんなふうに感じてますか?それぞれのバンドでプレイする際にキャラを使い分ける・・・といったような事をしますか?それともあくまで俺様は俺様、といったフィーリングでゴリ推しますか?

 

S:うーん、キャラ作りはしてますね。Whimsyではヴォーカルのミナママがロックのイメージが強いキャラクターなので自分もロックのイメージ強めでやれる感じがあります。あと、主役はミナママのバンドだから名脇役的なポジション目指したステージングを考えて演奏してます。

hete.はロック色強かったら浮いてしまうので、ハット系の帽子は被らない・全身黒づくめな服装はしない・・・とか実は細かい事も考えてます。でもhete.は自分が酔っ払っていてもMCでスベっても誰か何か言うし言わなくてもそれはそれで・・・というバンドの雰囲気があるんです(笑)。

ダイヤマンではヘルプという立場だったんで周りの要望に応えてベースの構える位置を高くしたり全曲指弾きしたり、音作りも指摘あった所はどうすればよいか考えてプレイしました。でも、その事で本当に勉強になったと思ってます。

あっ、でも今更尖ってバンドやってるわけじゃないんで、ヘルプじゃなくても要望事項や指摘箇所があればその事についてきちんと考えてプレイしますけどね(笑)。

 

M:自分でプレイする他、例えばフェイバリットアーティストのライヴなどを観る為にライヴハウスに足を運びますか?観戦したライヴの中で印象に残ってるライヴがあったらいくつか教えて下さい。

 

S:昨年の6月に長野で観たEGO-WRAPPIN'のライヴは良かったですね!観客を巻き込むセットリストの組み方が秀逸でした。この時長野には新しいアルバムのレコ発ツアーでEGO-WRAPPIN'が来たんですけど、正直そのアルバムは僕としてはイマイチだったんですよね。そのライヴにはホーン隊も居なかったし・・・。最初は観客も突っ立って軽く身体揺らしてライヴ観ている状態だったんですけど、往年の名曲を立て続けに演奏してから一気に観客のテンションがあがりまくって、ステージの前の方に人が群がり始めて、ライヴの最後までその勢いが消えなかったんですよ。きっと細かいこと言えば、曲と曲の間の作り方とかいろいろな要素があって生まれたグルーヴなんでしょうけど、あれは本当にスゴかった・・・!!

それといつか絶対にHi-STANDARDのライヴは生で観たいと思っています。

 

M:確かにライヴは生モノですからね。その時その時の状況で全てが変わってしまうぐらいの勢いってありますよね。youtubeばっか観てて全てを知ったように錯覚しちゃうような人にはなりたくないですよね。

ところで塚田隼太朗は〝エロの伝道師”としても有名ですよね?

普段お話を伺ったり、ステージでのパフォーマンスを拝見してたりするとものすごくエロティックでアグレッシヴで野獣のような隼太朗と、それに相対するピュアでシャイな隼太朗という二つの顔を見る事ができます。いわば表と裏、真逆の二面性を持った塚田隼太朗はロックベースのプレイヤーとエロの伝道師をどのようなバランスで両立させてますか?また、エロの伝道師としての一面はこの先の楽曲製作やプレイに対してどのような影響を及ぼすと思いますか? 

 

S:エロの伝道師としてのプレイですか?それは店舗にて「女の子の嫌がる行為及び本番行為の強要はしない」というルールを守ってプレイするとか、TE●GAは使わずにステゴロがポリシーとかそういう事でいいのでしょうか?

すいません、これ以上はプライベートな事なので・・・

 

*しかしこの後で〝プライベートな経験”に関する体験談やエロ格言(エロ迷言)が約30分強続きましたが諸事情により掲載を自粛させていただきました。悪しからずご了承ください*

 

M:それでは最後に2014年の抱負、目標、新しくチャレンジしたい事やする事など教えて下さい。また、直近で決まっているライヴ情報などあれば併せてお願いします。 

 

S:今年はまだライヴが決まっておりません。

実はスタジオすら入る予定もありません。

スノーボードばかりしています(苦笑)。

 

今年の目標ですか?今年の目標は・・・今日(1月21日)から新しい仕事始めたんでその仕事にも早く慣れて昨年と同じ様な感覚でライヴ活動ができるようになりたいという保守的な事しか現段階では言えません・・・。

そろそろバンド活動しないと僕みたいにダラダラするとダラダラしまくる人間はすぐにでもバンドニートになってしまうのでそろそろ動かなくてはいけないなぁ(苦笑)。

 

M:本日はお忙しい中、時間を割いて頂きありがとうございました。

いろいろ生活の環境も変わったりで大変そうですね。バンドニートと併せて女性関係の方も恋愛待機児童状態なんでしょうか?次回は恋バナなんかも聴かせて下さいね!

今月末から掲載のコラムの方、宜しくお願いします。

いまから楽しみにしております!

 

*塚田隼太朗君をフューチャーした新コーナーは2014年1月26日開始予定です!乞う、ご期待*