What's New

お盆の過ごし方

各家それぞれ行事風習あろうかと思います。

その他で個人的になんとなく毎年やってるのが20年位前に録画した公共放送の番組の「精霊たちと過ごす夏」を観る。これ、各地のお盆の風習を記録した映像と日本人の他界観や死生観を取り扱った番組。dvdにしておかないといけないな。

 

それから後はホラー映画100年史ってdvd box鑑賞。

クリス・リーがホストを務める作品でジャンルごとに映画の予告編を中心に映像を紹介、当時の制作者や役者のインタビュー映像もあってなかなか楽しめる(個人の感想です)。

クリス・リーといえば昨年にあの有名な(怪奇映画ファンの間では)ハマープロ第一作目の「吸血鬼ドラキュラ(1958)」の幻のエンディングが復活した完全ヴァージョンがイギリスでリリースされたというビッグニュース(怪奇映画ファン的に)が世界を駆け巡った(怪奇映画ファン的に)のだがその幻のプリントを保有していたのがなんと日本の国立フィルムセンターだったという。映画のフィルムは公開が終わると所蔵せず廃棄されていたのだがこの1本だけはセンターに寄贈されて廃棄を免れたという(恐らくは世界初のカラーのドラキュラ映画として寄贈されたのでは?)。世界で唯一のフィルム。

もともとは極東向けのヴァージョンにのみ含まれていたシーンで本国イギリスやアメリカ版には「残酷すぎる」として検閲でひっかかったそうだ。

その存在は幻とされていて現存しているプリントは無いと思われていたのだが日本を代表する愛好家の努力でその存在が明らかになった。

そこから発売に至るまでの道のりがま長く険しいのだが活愛。

今こうしてその現物の映像を観られる幸せ(怪奇映画ファン的な)。

改めて観比べて見るとこちらの極東ヴァージョンの方がテンポ、ムードが良い、流通してる欧米版に比べると。(個人の感想です)

 

極東ヴァージョン、ファンが長年待ち望んでいたラストシーン。

ピーター・カッシング演じるヴァン・ヘルシングとクリス・リー演じドラキュラ伯爵の最後の対決シーン。

陽光を浴びるドラキュラが自分の顔を掻き毟る・・・<グロ注意>